今回は、フェルト製デスクマットで評価の高い『橋本義肢製作株式会社』のデスクマットを購入したので、使い勝手や合皮製との違いをまとめました。
羊毛を贅沢に使った5mmの厚さでクッション性も高く、タイピング音の吸収や手首の負担軽減にも信頼大
何より関心したのはマウスの滑りのよさです。これまで使っていた合皮のデスクマットではマウスの初動に引っかかりを感じていましたが、こちらのフェルトマットでは快適そのもの、思い通りにマウスが動くのが嬉しいです。
自費購入なので忖度はありません。
どうぞご参照ください。
- 抜群の通気性でいつもサラサラ
- 腕やマウスが張りつかない、ちょうど良いすべり具合
- 合皮製にはない見た目の高級感
- 滑り止めはないが普通使用なら問題なし(ちょうど良いすべり具合)
- 厚さ5mmの高いクッション性で静音&手首の負担減!
- 毛羽立ちはある
- 羊毛60%、アレルギー体質の方は注意したほうがいいかも
橋本義肢製作株式会社とは?アメリカ産 GROVEMADEと比較しても高品質で安い!
Point1:橋本義肢制作株式会社|義肢制作のノウハウが高品質な大判フェルトマットに!
『橋本義肢製作株式会社』は、岡山県に大正8年に創業された老舗で、義肢装具の製作技術をもっと身近に感じてもらうためにフェルトマットの製造にも力を入れているとのこと。
実際に「フェルトマット おすすめ」と検索すると高確率で橋本義肢製作株式会社のデスクマットに行き着き、YouTuberからも品質が称賛されているため購入してみました。
※義肢におけるフェルトの用途は、義足を装着する部位の肌との接着面に蒸れ防止、肌へのダメージ防止のために使われているそうです。
Point2:厚みは正義!GROVEMADEと比較しても安くて高品質
橋本義肢制作株式会社のデスクマットの価格は、羊毛デスクマットで有名なGROVEMADEの約1/3です。
しかも、GROVEMADE製のものよりも分厚くて、フェルトマットに求める静音性や吸音性が期待できます。
単純にGROVEMADEが高すぎるって気もしますね。
国産メーカー『橋本義肢製作株式会社のフェルトマット』をレビュー|合皮からフェルトにデスクマットを変えた理由と感想。
橋本義肢製作株式会社のフェルトマットの感想をざっくりとまとめると
5mmの厚さからくる豪華さや吸音性はAmazonレビューで見た期待通り。予想外に良かったのはマウスの滑り具合です。突っかかりなく滑らかに動いて意図通りに止まる。こんなにマウスが使いやすくなるならもっと早く買えば良かった。。。
と、購入を迷っていた日々を後悔しています。
天然の羊毛を使ったフェルトマットなので、少しのチクチクはありますが個人的にはあまり気にならず、それよりもメリットが上回っています。
今まで合皮製のデスクマットを使用していましたが、腕を上に置いていると蒸れるのと、マウスの動かし始めに感じる突っかかりをストレスに感じていました。
と言うことで、蒸れや張り付きの少ないフェルト製のデスクマットが気になった結果、珍しい国産メーカー『橋本義肢製作株式会社』のフェルトマットを購入。
HANE SHOPというブランドを立ち上げて商品開発しているようです。
開封すると、高級感のある不織布に丁寧に収納されていました。
羊毛60%以上でこの重厚感、フェルト素材で安いものは他にもありますが、品質は橋本義肢製作所のものが群を抜いていますね。
このフェルトマットの売りは、この分厚さ。羊毛60%以上の材質で厚みは5mmあり、重厚感があります。
タイピングの音を軽減したり、指への反動を抑えるためにも厚みは大事ですね。硬い机の上に腕を長時間置いていると重さで痛くなるので柔らかいのも大事なポイントです。
クッション性と合皮製には無いフェルトマットのメリットなのでしっかり厚い製品を選びました。
デザインはかなりシンプル。ワンポイントのレザータグが付いていますが、無地です。せっかくなのでHANEブランドのロゴとか入っていると良かったと思います。
と言うことで、デスクに敷いてみました。横83cm×縦33cm×厚さ5mmです。
手で触った感じ、羊毛感がしっかりあります。肌の柔らかいところに当たるとチクチクする感じもありますが、セーターと同じようなレベルなので私は気になりません。
それよりも、合皮製デスクマットを使っていてストレスだった『肌やマウスの張り付き』が無いのが嬉しい。
フェルトなのでスルスルと滑らかに動かすことができます。買って良かった!
開封直後はまだ端が反り返っていますが、マウスなど重しを乗せておけば直ぐに平らになります。
昼間の光では高級感が分かりにくいのですが、夜間のライトを当てるとグッとそれっぽくなりました。
合皮製のマットを使っていたときの写真です。こう見るとデザイン性は悪くありませんが、通気性が悪いため腕やマウスの張り付きはストレスでした。
私は肘からマットの乗せておきたい派なので、奥行き33cmはやや狭く感じてしまいます。もちろんサイズは購入前から分かっていましたが、国産の品質を優先しました(もっと大きなサイズのフェルトマットはAmazonにたくさんあります)。
今回交換することになった90×43cmのPU合皮性(ポリウレタン)マットです。サイズ感はこれくらいあれば色々置けます。安価なので気軽にサイズアップもしやすいのはメリットですね。
デスクマット材質 | フェルト製 | 合皮 (フェイクレザー) |
価格 | 高価 | 安価 |
マウス滑りの良さ | 良い | 悪い |
通気性 | 良い | 悪い |
メンテナンス | 面倒 | 楽 |
吸音性 | あり | なし |
フェルト生地の見た目の良さは合皮では出せません。デスクを見るたびにフェルトマットの高級感で買って良かったと思えますね。
デスクワークに気持ちよく取り掛かるには物にこだわるのも一つの方法です。
個人的には、革とフェルトどちらも揃えておき、気分・季節によって使い分けるのが楽しいと思います。
届いて1週間ほど使ってみた後の写真ですが、手を乗せて動かしているエリアはやや毛羽立ちが目立つようになりました。羊毛素材なので仕方ないですが、デメリットとして毛羽立ちを嫌う人も多いのは事実です。
Amazonのレビューを見ていると、肌の弱い人やアレルギー体質の方なのか、「肌荒れになって使用を断念した」との書き込みがありました。
素材が羊毛フェルトなので、動物系のアレルギーがある方には注意が必要かも知れません。
私は食物アレルギー持ちですが、今のところ皮膚トラブルはなく快適に使えています。
私の環境ですが、もともと手首や肘には衝撃吸収素材のパットを使用しています。よく見ると浮いていますね。それであまりチクチクが気にならないのかもしれません。フェルト製デスクマットでチクチクするという問題の解決策にもなりそうです。
もしも皮膚トラブルが起きた時には、カットしてマウスパットとして使い続けたいです。それくらいマウスの滑り具合には満足しています。
フェルト製デスクマットは滑りの良さがメリットですが、使用中にズレてしまうということもあり、片面に滑り止め加工がなされている商品も見かけます。
ただ、今回の橋本義肢製作株式会社のフェルトマットはタイピング中に滑りすぎることもなく、滑り止めが無くても問題ないと思いました。公式にも「両面を使えるように滑り止め加工はしていない」と記載されています。
まさに、ちょうどいい滑り具合です。
キーボードなどもそれなりの重さがあるので、動かそうと思わなければ滑ることはないでしょう。
橋本義肢製作株式会社が公式に出しているメンテナンス方法です。
試しにアイロンをかけてみたら、立っている毛は少なくなりましたが使用していると元に戻る感じです。多少のチクチクはフェルト生地の宿命なので、気にならない人が使えば良いと思います。
メンテナンスは合皮製の方が簡単(と言うか何もしなくていい)ですが、使っていて”道具感”があるのは手入れが必要なフェルトマットでしょう。コイツを使い込むのが楽しみです。
あと、気をつけたいのがコーヒーなど飲み物をこぼしたときのシミ。
橋本義肢制作の方がAmazonのQ&Aで答えていましたが、手洗いでも洗濯するとシワができるそうで、アイロンがけをしても取れないようです。
要するに、フェルトは洗えないってことなので、汚れには注意!
橋本義肢制作株式会社のフェルトマット Q&A
Q&Aの内容を要約しました。
Amazonにあった- 掃除やメンテナンス方法と頻度を教えてください
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日常のメンテナンスとして、毛玉やほつれは発生したらすぐに糸切バサミで切り取り、これは月に一度か気になるときに実施してください。乾いた汚れは爪楊枝で掘り出し、広範囲の場合はセロハンテープで除去した後、ハサミで毛羽立ちを切り取ります。湿った汚れがある場合はぬるま湯で優しく手洗いし、摩擦を避けてください。洗剤を使う際はおしゃれ着洗剤を利用し、日陰干しをしてください。熱や強い摩擦には注意が必要です。
- 素材について、羊毛60%の記載がありますが、他40%は何ですか?
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生地メーカーより発行された製品規格表の表示の通り「羊毛60%以上」と記載しているが、実際は80%ほどが羊毛で出来ています。残り40%はレーヨンや樹脂などの化学繊維です。義肢装具の素材としても安全なものを使用している。
- このデスクマットの上で筆記できますか?
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フェルトなので出来ません。紙に穴があきます。
- 洗濯機で洗っても良いですか?ダニも気になります
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洗濯機ではなく手洗いを推奨していますが、それでもシワが出ることがあります。手洗い例では、洗剤を使用せず数日日陰で乾燥させた後もシワが目立っていました。スチームアイロン(高温)を使用するとシワが多少取れますが、完全には滑らかな状態には戻りにくいです。製品の洗浄では毛羽立ちや汚れ(ダニの死骸も含む)を粘着シートで取り除き、その後スチームアイロン(高温)を使用することを推奨しており、アイロンを当てる際は当て布は不要で、直接当てて構いません。
- 滑り止めはありますか?
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本製品は裏表両面使用可能で、滑り止めが付いていない設計になっています。サイズが330mm×830mmと広めなので、普段の使用では大きく滑ることは少ないと思われますが、滑りやすい場合は市販の滑り止めを裏面に敷くことができます。ご検討をお願いします。