現代のランナーに”スマートウォッチ”は欠かせない
コースの記録をとったり、トレーニング効果を知るのにスマートウォッチが大活躍!
優れた道具を持つ喜びは、初心者ランナーのモチベーションを支えてくれます。
この記事はこんなときに役立ちます
- ランニングウォッチが欲しい
- ランニングに適したスマートウォッチの選び方
- 最新のおすすめモデルをメーカー別に解説
「選び方」から説明し「条件を満たした商品」を提案します。スマートウォッチは数あれど、本当にランニングにおすすめできるのはごく一部。

記録!音楽!ランニングが確実に楽しくなりますよ♪
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ランニングに使えるスマートウォッチの選び方
✅まずはランニングに必要な機能と その理由を確認しましょう。
- GPS対応
コース、走行距離の記録にはGPSの位置情報が必須 - 心拍、酸素飽和度、最大酸素摂取量測定
トレーニング効率UP - 5ATM以上の高い防水性能
雨降りや汗への耐性、水泳にも使えるか - 音楽コントロール機能
気分に合った音楽を、スマホを出さず手元で操作できるか - 連続駆動時間
走行中のバッテリー切れは最悪!マラソンにも使えるか - フィット感の良いスポーツバンドの有無
金属バンドは重たく皮膚にダメージ大
GPS対応

GPSは正確な位置が記録できる機能。スマートウォッチ単体でコースや走行スピードの変化などを記録することができます。
スマートウォッチの中でも運動に特化している機種が搭載しています。スマートフォンをもって走る場合はGPSを携帯からもらうこともできます。しかし、少しでも軽量化して走りたいならGPSは必須です。
トレーニング後に自分が走ったコースを確認すると達成感や満足感につながり「次のランニングへ」のやる気が湧くものです。モチベーションアップとトレニーングの質を上げるためには必ずGPS搭載モデルを選びましょう。
心肺機能計測センサーの有無

心拍数と酸素モニターがあれば、ランニング中の心拍数変化や最大酸素摂取量(VO2 Max)を可視化してトレーニングに活用できます。これらの数値はトレーニングを積み上げていくと、心拍数が安定したり、VO2Maxが徐々に大きくなり『持久力』がついてきたのを実感できます。
✅ VO2 Maxはガーミン社のこの動画がとてもわかりやすいです
近年の呼吸器感染症への関心の高さから、市場には酸素飽和度が計測できる商品が多く出回っています。しかし、最大酸素摂取量が計算できるのは少数、なので注意しましょう。
もちろん、日常生活でも体調の変化に気づけるので健康管理にも役立ちます。
防水機能は 「5ATM(気圧)防水」以上が安心

トレーニングを始めると「雨の日」や「夏の汗」で水浸しになることがよくあります。時には激しい雨に打たれることもありますが、水泳も可能な「5気圧防水」であれば何も気にせず走り続けることができます。

走り慣れてくると長時間遠くまで行けちゃいます。そんな時に非防水モデルだと不安
防水性能は聞き慣れない記号で表されることが多いのですが、調べると意外にも「水に弱い」「シャワーや水泳に使えない」こともあります。
例えば、スマートウォッチで多いIP68という規格は

「水面下での使用が可能」のていどであり、水泳には対応していません。ちょっと心配ですね。
以下の表にあるように、5ATM(気圧)防水がガシガシ使える安心レベルの基準です。
トレーニング後にそのままシャワーを浴びたり、水泳を取り入れたりする可能性も十分にあります。後々のことを考えて水泳で使えるレベル(5気圧防水)の製品を選んでおきましょう。
防水等級 | 定義 | 適合内容 |
---|---|---|
IPX7 | 水深1mで、最長30分間の 偶発的な浸水に対応 | 水しぶき、雨または雪、 シャワー |
IPX6 | 暴噴流に対して保護直径 12.5mmのノズルを使用 して100kN/m2の圧力で 100リットル/分の水を 3mの距離であらゆる方向 から3分間噴射 | 大量の水しぶき、横殴りの雨 ボート洗浄、荒れた海上での 屋外使用 |
1 ATM | 水深10 mに相当する 圧力に対応 | 水しぶき、雨または雪 シャワー |
3 ATM | 水深30mに相当する 圧力に対応 | 水しぶき、雨または雪 シャワー、水中への飛び込み |
5 ATM | 水深50mに相当する 圧力に対応 | 水しぶき、雨または雪、シャワー スイミング、水中への飛び込み シュノーケリング |
10 ATM | 水深100mに相当する 圧力に対応 | 水しぶき、雨または雪、シャワー 水泳、水中への飛び込み シュノーケリング、 高速でのウォータースポーツ |
ダイビング | 技術標準規格EN13319に 準拠して試験済み | 水しぶき、雨または雪、シャワー 水泳、水中への飛び込み シュノーケリング 高速でのウォータースポーツ スキューバダイビング |
連続駆動時間
GPSを起動しながらのランニングは、カタログスペック以上にバッテリーの切れが早くなります。バッテリーについての記載がない安いスマートウォッチには要注意!
途中で記録が途絶えてしまった。。。
マラソン大会に使えない。。。
ということにならないように、実際のレビューから駆動時間が長いものを選ぶのがおすすめです(以下で紹介するのは定評のあるものを集めています)。
音楽のコントロール機能
アップテンポの音楽はリズムを整え、辛いトレーニング中の気分を上げる効果があります。
1秒間に3歩のリズム(180bpm)の”ランニング用BGM”は、各社サブスクリーミングサービスで用意されているので音楽は必須。
走りながら音楽を聴いていると「次はこの曲が聴きたい!」ってなることが多いのですが、そのたびにスマホを出すのは面倒。スマートウォッチで操作するのが集中力も切らさずにおすすめです。
スマホの音楽をコントロールできるだけでなく、スマートウォッチに音楽を保存して単体でも聞くことができる機種もあります。
音楽保存に対応した機種:ガーミンForeAthlete 245、アップルウォッチ
スポーツバンドの有無

本体よりも大きく肌に触れるバンドはスポーツタイプを必ず選びましょう(もしくは替えバンドがあるもの)。金属バンドでランニングなどの運動をすると、動きで擦れてしまい皮膚が痛む原因になります。柔らかいシリコンゴムや布バンドのバンドで走りに出かけましょう。

金属バンドは、濡れた肌にダメージ大
ランニングに最適なスマートウォッチ
アップル:アップルウォッチ シリーズ 6

シリーズ6では酸素濃度測定が可能になり、VO2Max(最大酸素摂取量)も測れるようになりました。通知はもちろん、GPSや音楽コントロールなど、iphoneとの連携は走行中も抜群!
もちろん、水泳にも使えるISO規格22810:2010(5ATM防水相当)で、雨でも安心です。
Suicaに対応しているのでアップルウォッチ単体でも遠出できるのが嬉しいですね。個人的にはアップルウォッチのスポーツバンドが最も肌に馴染みます。

ガーミン:ForeAthlete 745|ForeAthlete 235J

ランニングウォッチと言えばガーミン(Garmin)。ランナーなら誰もが憧れるブランドです。
最近は他社製のスマートウォッチに押されている印象ですが、トレーニングを目的に選ぶならやはりガーミンがおすすめです。
その理由は
- GPSやVO2 Maxの精度が高い
- "AmazonMusic"や"Spotify"など音楽ストリーミングと連携
- 決済機能(GarminPay)で財布や小銭を持たなくていい
- Garminが自分に合ったトレーニングプランを提案してくれる
など、走りに専念できる環境が手に入るところ。
マラソン大会に向けたトレーニングメニューはモチベーション爆上がりです。


シャオミ:Mi Watch・Mi Watch Lite

圧倒的なコストパフォーマンスで人気なのがシャオミのスマートウォッチ。
丸型ディスプレイのMi Watchと、スクエア型のMi Watch Lite はどちらも精度の高いGPSを搭載。トレーニングの記録に役立ちます。GPS使用中も50時間もつバッテリーも非常に良好。ランナーズウォッチの新定番となりそうです。
酸素濃度センサーと心拍数センサーがトレーニング中の変化を捉えるので「走った後の振り返り」「トレーニング強度の目安」に使うこともできます。
7000円、1,3000円台の製品でこの機能はあり得ないレベル。

✅ Mi WatchではVO2Maxも計測可能!

関連シャオミ製のスマートバンド・ウォッチについてはこちらの記事もご参照ください
Amazfit :Bip U
シャオミの姉妹企業であるAmazfitも高品質なスマートウォッチを安価で販売。デザインも豊富で男女問わずに日常から使えるブランドです。
アップルウォッチと同等の性能が一万円台から入手可能なのでAmazonでも大人気です。

音楽保存ができるハイエンドモデル

HUAWEI WATCH GT Runner

近年はウェアラブルデバイスにも注力しているHUAWEIの最新ランニングウォッチです。GPS、BeiDou、GLONASS、Galileo、QZSSの5種衛星測位システムに対応し、高速通信でより正確な位置を把握、ランニングルートの記録に役立ちます。
また、最新のAIによるトレーニングコーチングやランニング中のガイダンス機能が追加。美しいディスプレイは普段使いでも十分に楽しめます。

HUAWEI Band6

ファーウェイが5月10日に発売するHUAWEI Band6は、7,000円という価格帯で唯一”VO2Max”が測れます。
96種のワークアウトは室内トレーニングにも魅力的。ただし、GPSは搭載していないため、スマートフォンと連携させてコースを記録する必要があります。
血中酸素の常時測定も可能になり、日常生活への親和性が高いモデルとなっています。

Fitbit(フィットビット)
「Fitbit」はアメリカの老舗フィットネストラッカーブランド。最新のFitbit charge4はGPSを搭載しSuicaやFitbit Payのタッチ決済に対応しました。
しかしながら、前述したメーカーに比べて酸素計測などの点で遅れをとっている感は否めません。

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