BOSEのヘッドホン・イヤホンブランド Bose QuietComfortシリーズに最新機種"QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDS"が登場!
QUIETCOMFORT EARBUDSⅡからウルトラになって変わったポイントは
- 空間オーディオ対応!
- aptX Adaptive対応(高音質低遅延)!
- マルチポイント接続対応(予定)!
- イヤーチップの出っ張りが解消
- 別売りケースでワイヤレス充電対応!
とのこと
この記事では、一年前発売されたBose QuietComfort Earbuds IIと、新しい『QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDS』を比較します。
メインイヤホンがBose QuietComfort Earbuds IIな私が使い比べて驚いた大幅なスペックアップについて解説します!
いろいろ変わりましたが、とりあえず音質はSONY、Appleなどを数周分引き離してぶっちぎっていると思います。
QuietComfort Earbuds IIのレビューを書いたときに不満だった所(マルチポイントと最新コーデックに非対応など)がアップデートされるだけかと思っていたけど、音質がもう戻れないレベルに良い。てか、始めからこれを出しなさい!
- 空間オーディオ+最強ノイキャンで味わうBOSEサウンド
- 他のイヤホンと比較して耳のフィット感がずば抜けて良い
- 空間オーディオ(イマージョン)が強調されててかなり楽しい
- たまにアプリとの接続不良がある
- 通話品質は高くない
- 無音時のノイズがある(アプデに期待)
何が変わった!?BOSE QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDSのスペック
世界最強クラスのノイズキャンセリングを謳う完全ワイヤレスイヤホンが現代的な機能をもってグワっと進化しています!
改めて、BOSE QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDSになって進化したポイントをまとめますと
- 空間オーディオ対応
- aptX Adaptive対応
- マルチポイント接続対応(予定)
- イヤーチップの出っ張りが解消
- Google Fast Pair対応
あとは別売りのケースを使ってワイヤレス充電も可能になりました(QuietComfort Earbuds IIでも利用可能だそう)。
光沢感のあるカラーバリエーションやイヤーピースの出っ張りが無くなりスッキリデザインになったりと、一年前にQuietComfort Earbuds IIを買っている私からすると「あれは何だったのか」感を持ってしまうような進化っぷり。
とは言え、”aptX Adaptive””Google Fast Pair”などはiphoneには無いので、今回はAndroidユーザー歓喜!って感じでしょうか。
まぁ、iphoneにはAirPods Proがあるしね。
QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDS | QuietComfort Earbuds II | |
価格 | 39,600円 | 30,000円 |
カラー | ブラック ホワイトスモーク ムーンストーンブルー | トリプルブラック ソープストーン ミッドナイトブルー |
対応 コーデック | Bose イマーシブオーディオ (空間オーディオ) Snapdragon Sound Qualcomm aptX Adaptive | SBC AAC |
サイズ | 同じ イヤホン: 6.24 g 1.72 cm (H) x 3.05 cm (W) x 2.24 cm (D) 充電ケース 5.94 cm (H) x 6.63 cm (W) x 2.67 cm (D) USBケーブル:30 cm | |
バッテリー | 同じ バッテリー持続時間: 最大6時間 イヤホンの充電時間: 1時間 充電ケースの充電時間: 約3時間、イヤホンを3回充電可能 クイック充電時間: 20分充電で2時間使用可能 充電方法: USB-C | |
ワイヤレス 充電 | 別売りのワイヤレス充電ケース利用で可能 | |
マイク | 同じ 4基 | |
マルチポイント 接続 | ⚪︎対応予定 | ×非対応 |
通信範囲 通信規格 | 同じ Bluetooth動作範囲: 最大9 m Bluetoothバージョン: 5.3 | |
モード | イマ―ジョンモード (ノイキャン+空間オーディオ) ANC (Quiet) 外音取り込み (Awareモード) 他、アプリで調節可能 | ANC(Quiet) 外音取り込み (Awareモード) 他、アプリで調節可能 |
片耳使用 | 同じ ⚪︎対応 | |
防水仕様 | 同じ IPX4 (汗や水しぶきに対してあらゆる角度から保護) | |
Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る |
取扱説明書 |
いや、これをはじめ(1年前)から出してくれていたらどんだけ満足だったか、、、
サイズとか、ガワは大きく変わらないところから見ると、本当にQuietComfort Earbuds IIは繋ぎの製品だったのかと思ってしまいますね。。
QuietComfort Earbuds IIのレビューではマルチポイント非対応やコーデックの古さ(SBC/AACのみ)を嘆いていましたが、今回買い直すことで『空間オーディオ』や『低遅延』『マルチポイント』なども手に入るのでSONYや他のブランドに浮気することも無くなりそうです。
こんなことなら(同時発売の)”QuietComfort Ultra Headphones”を待ってれば良かった、、、。
何はともあれ、BOSEがやっと『音質・ノイキャンだけ最強』から『使い勝手も良い最強イヤホン』を作ってくれたので安心しました。
昔から、BOSEの音が好きなんですよね〜🎵
進化しすぎ!!BOSE QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDS実機レビュー
とういうわけで、BOSE QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDSが届きました。
音楽・空間オーディオ・映画・オーディオブックなどで使った感想を投稿します。
- 音質が桁違いに良い
- 空間オーディオは別ブランドよりも強調されてる
- BOSE製サウンドバーとの連携は便利
- アプリの機能を改善してほしい
外観もさほど変わらないしマイナーアップデートかと思ってましたが、どえらい進化でしが。さっくりと解説していきます
左が”ウルトラ” 右はQC Earbuds II、見た目はほぼ同じですが、ロゴがシルバーで目立つようになっています。ちなみに、中身だけ入れ替えても充電可能です。
イヤホン本体の外観上で変わったところはスタビリティバンド(シリコン)の上部分の高さが控えめになったことと、タッチ部分がメタリックなシルバーになったこと。ぐらい。
この新しい形態のスタビリティバンドバンドはそのうち別売りでも入手できるようになりそう。と思ってたらウルトラにしか使えないみたい・・。よく見るとはめ込みのカタチが違いました。アコギやなぁ
ノイキャン・音質がさらに良くなってる!
もともと、低音しっかり高音クリアないわゆるBOSEサウンドが好きな筆者なので、Bose QuietComfort Earbuds IIの時点でコーデックがSBC/AACと一世代前のものでも音質には満足していました。
ノイズキャンセリングに関してはも様々なところで世界最高レベルと言われているように他のブランドを寄せ付けない電子耳栓のレベルでしたし、アンビエント(外音取り込み)も優秀でした。
これ以上は想像しずらい・・・。
というのがウルトラが発表された時の正直な感想でしたが
今回、さらにQualcomm aptX Adaptiveに対応したのと、BOSE独自の音響技術”イマーシブオーディオ(ノイキャンMAX+空間オーディオ)”で、音質は上限突破しています。
実際に全機QuietComfort Earbuds IIと今作ULTRA EARBUDSで聴き比べましたが、音質面では音の繊細さがとてもバランス良く、シンバルなど高音の良さがさらに引き立っています。
今まで聴き慣れた曲を聴き直すと新しい発見があるようなレベルの違いになっていて驚きました。
ノイキャンは元々Earbuds IIからすごいのですが、今作はスタビリティバンドの出っ張りを減らしているためか耳へのフィット感が向上しているのでANC性能もさらに良くなっているように感じます。
別ブランドのイヤホン・ヘッドホンより空間オーディオ効果強くない?
筆者が持っている空間オーディオ対応オーディオは
- Google Pixel Buds Pro (イヤホン)
- SONY WH-1000XM5(ヘッドホン)
ですが、どちらの空間オーディオも「言われてみれば」ていどの感想しか持っていませんでした。
頭の向き・位置によって音響が変わる”ヘッドトラッキング”についても『音の広がり・向き』はあまり分かりません。
が、QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDSの空間オーディオ(イマーシブオーディオ)はハッキリ分かりました。
空間オーディオをオンすると、着けている耳元のイヤホンではなく”その空間内にあるスピーカーから音が鳴っているように音響が変化”します。その仮想音源の位置も顔の向きに対して常に正面なのか(active)と常にその方向なのか(still)を選ぶことができ。(街歩き中などはactiveにしていないと音酔いしてしまいそうなほどの臨場感です。)
これかなり楽しいですし、ヘッドトラッキング(BOSEではイマーシブオーディオ)も、顔を横に向けても音は元見ていた方向からなり続ける(数秒するとその時の正面まで音が追いかけてくる)ようになります。
不意に「周りの人も聞こえてる?外で音が鳴ってる?」と心配になってイヤホンを外して確かめるぐらいでした。※イヤホン自体の付け心地が柔らかくて着けているのを忘れるレベルなのも大きい。
いずれにしても、他メーカーの空間オーディオとは一線を画すBOSE製空間オーディオ(イマーシブオーディオ)は衝撃的。発表後の海外プレスでも評価がめっちゃ高かったのも納得です。
BOSEのサウンドバーとの音声共有(SimpleSync)はなかなか便利だった
今回のウルトラシリーズでは、BOSE製のサウンドバーと同じ音声を同時に再生すること(機能名:SimpleSync)ができるようになりました。
例えば、テレビの音声を流しているサウンドバーと同じ音声を、離れたキッチンにいる人がイヤホンで聴く。
また、サウンドバーとイヤホン・ヘッドホンは別々に音量設定が可能なので、家族のうち自分だけが耳が悪いという時も、家族が聴くサウンドバーの音量は普通で、自分のイヤホンは聞こえる音量にする。ということが出来ます。
私は使っているテレビ自体がBluetooth非搭載なので、持っているサウンドバー(Bose Smart Soundbar 900)がBluetooth送信機の役目を果たすようになりすごい便利です。
SimpleSyncの機能を使うには、アプリ『BOSE MUSIC』からサウンドバーを選択して、グループ→QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDSを選択。接続が完了するとサウンドバーと同じ音声を共有できます。
サウンドバーにはAmazon musicなどアプリが入っているので、テレビやスマホなどが無くても「サウンドバーとSimpleSync」だけで音楽鑑賞が可能。
実際に使ってみて、サウンドバーとの間に電波干渉するようなスマホなどがあると音のチラつきはありますが、概ね良好に音を共有できました。本来、複数オーディオを無線で繋ぐホームシアター用の機能ですが、イヤホンでも使えると便利です。
我が家はリビングに子供がいる時は、音量を大きくしていないとテレビの音が聞こえないのですが、SimpleSyncがあればイヤホンで別に聴くことができるのでありがたい。
SimpleSyncは同じくウルトラシリーズのヘッドホンQuietComfort Ultra Headphonesでも可能です。
悪い点|【不具合】アプリの使い勝手は改善の余地あり
QUIETCOMFORT ULTRA EARBUDSをスマホに繋いでいじっていると、接続しているのにアプリ上では未接続になり詳細の設定ができなくなることがありました。
接続をやり直したり、スマホを再起動したりしてみましたが改善せず、結局はQUIETCOMFORT ULTRA EARBUDS側を工場出荷状態にリセットしてアプリに再接続する必要がありました。
その後もアプリ上で ULTRA EARBUDSが見つからないこともあり、接続しなおしたりするのが面倒です。
はやく修正アプデ来い、てか純正アプリしっかりしてくれ!
BOSEはこの手の不具合が多いと思います。
今の所、M1 Macbook Air、Mac mini,iPad(第9世代)、Pixel7Proなどで色んなアプリを試していてアプリとの不相性っぽいものはありません。が、前回のオーディブルがかなり痛かったので、何かしらあるだろうなぁって感じで見ています。
BOSEってそういうとこありますよね。
悪いところ|無音時のホワイトノイズは健在!
これも前のQuietComfortEarbuds IIからしっかり引き継いだようです。。。
音楽再生中はさほど気にならないものの、音源なしのノイズキャンセリングのみ状態では「サー」っとホワイトノイズが流れています。ノイズキャンセリングのメカニズム上で必要な”打ち消し周波数”のようですが、完全な無音にはならないのが痛いところですね。
人によるとは思いますが、私の場合これはまぁ容認できるかなぁ。
このイヤホンの本分は音楽再生中のノイキャンなので。。。
本当にノイキャンだけを求めるならイヤープラグ耳栓がおすすめします。
だがしかし、ワイヤレス充電ケースお前はダメだ
ウルトラ〜と一緒に発売される『ワイヤレス充電が可能になるシリコンケース』
これは正直言ってダメ
いや、週に1回ていどの充電のためにケースが長〜くなるのと+7000円の出費は痛い。
(QuietComfort Earbuds IIで使ってるケースがそのまま使えるし)
そういうとこだぞBOSE!
何でもかんでも買うと思うなよ!
最初からワイヤレス充電も付けろBOSE!
純正ケース最近買ったばっかなんだよ!
あっ!でもコレで充電できるなら買おうかなぁ・・・
しれっとレビューするかも知れません。
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