2022年4月に登場した2つのシーリング一体型プロジェクター『popIn Aladdin 2 Plus』『Nebula Nova』の価格や性能を徹底比較します。
照明一体型プロジェクターの先駆けブランドであるpopIn Aladdin。
最新作となるpopIn Aladdin 2 Plusは前作から輝度が700⇨900ANSIルーメンより明るく、最短7秒で起動する高速起動モード搭載。Dolby Digital Plusにも対応し、Wi-Fi・Bluetoothなどの通信規格が最新のものに更新されています。
一方、待望のAnker発 照明一体型プロジェクターNebula Novaはプロジェクター性能はpopIn Aladdin 2 Plusと同等で、価格は約一万円安い設定です。
価格が安いAnkerが良いのか?細かい違いを解説していきます。
プロジェクターライフ爆進中のブロガー山頭火です。シーリング一体型プロジェクターはこれまでpopIn Aladdinの独壇場でしたが、Ankerが参入したということでとてもテンションが上がっています🔥
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『popIn Aladdin 2 Plus』『Nebula Nova』を徹底比較
\iphoneと相性◎/ popIn Aladdin 2 Plus | \安さ・照明機能はこちらが○/ Nebula Nova | |
---|---|---|
サイズ | 直径476×高さ145mm | 直径478 x 高さ170mm |
価格(税込) | ¥109,800 | ¥99,990 |
画質 | フルHD 1920 x 1080画素 | フルHD 1920 x 1080画素 |
スクリーンサイズ | 40~120インチ | 40~120インチ |
明るさ | 900ANSI ルーメン | 800ANSI ルーメン |
スピーカー | 8W×2 Harman/Kardon製 DolbyAudio | 10W×2 DolbyAudio |
通信規格 | 2.4/5GHz Wi-Fi 6(IEEE 802.11b/g/n/ac/ax) Bluetooth 5.0 | 無線LAN(Wi-Fi)2.4/5GHz 802.11a / b / g / n / ac Bluetooth 4.2 | 無線LAN(Wi-Fi)
ミラーリング | AirPlay ホームネットワーク | Chromecast |
テレビ放送 推奨チューナー | 別売りワイアレスチューナー 推奨:ピクセラ Xit AirBox | 別売りワイアレスチューナー 推奨:I-O DATA |
照明機能 | 最大8畳 2800~600K | 最大4300lm最大14畳 色温度:2700〜6500K | 最大6100lm
保証期間 | 通常1年 有料プランで2年まで | Ankerに会員登録で 無料で24ヶ月へ延長 |
その他 特徴 | 騒音35~37db程度 子ども用アプリ多数 | 高速起動モード7秒で起動騒音35~50db程度 | オートフォーカス搭載
popIn公式ショップ | Anker公式ショップ |
本体価格はpopIn Aladdin 2 PlusがNebula Novaより約1万円高くなっています。
もともとAnkerはコスパの良さが売りのメーカーなので今回も価格を抑えている印象ですが、Nebula Novaの通信規格は前世代の「Wi-Fi5・Bluetooth4.2止まり」です。popIn Aladdin 2 Plusが最新のWi-Fi6とBluetooth5.0に更新されて混線や通信範囲が強化されているので気になるところです。今持っている通信機器が最新の場合はNebula Novaではその性能を生かしきれないことになります。ただ、スピーカー出力や照明機能ではNebula Novaの方がわずかに優っているため総合的に見るとやはりAnkerはコスパが高いと言えます。
照明も兼ねているので部屋の大きさも考慮する必要があります。
プロジェクターとしての画質や明るさはほぼ同じです。画質はどちらもフルHD、明るさはNebula Novaが800ANSIルーメンに対してpopIn Aladdin 2 Plusが900ANSIルーメンとわずかに明るいですが、100ANSIルーメンの違いは実際にはそう大きくありません。
設置場所と画面サイズの関係|どちらも変わりなし
設置基準や画面サイズについて見てみましょう
こちらはpopIn Aladdin 2 PlusとNebula Novaの投影距離と画面サイズの関係(投影比)をそれぞれ並べたものです。
投影距離と画面サイズはほぼ同じです。数センチの僅かな差ですが、popIn Aladdin 2 Plusの方が近くで大画面が可能です。
使うお部屋でシーリングから投影予定の壁までの距離を測って「どのくらいの画面サイズが可能なのか」確認してみましょう。
小さな部屋やシーリングの位置が悪いなど、「投影距離がとれない場合」は据え置き型の短焦点プロジェクターの方が、部屋の端から端までの距離が取れ大画面が楽しめるのでおすすめです。中でも画面調整がフルオートになって持ち運びにも便利なXGIMI Halo+が最高です。
また、レンズシフトというレンズ自体の向きが動いて垂直方向の位置調整ができる機能でもpopIn Aladdin 2 PlusとNebula Novaともに32度のずらしが可能。
壁にエアコンや梁があるなどで”もっと下の方にずらしたい場合”も対応できるようになっています。
使い勝手|違いはTVer?iphone持ちならpopIn Aladdinがおすすめな理由
主要な動画アプリはどちらも対応
使い勝手を大きく分けるのは内蔵OSですが、どちらもAndroidをベースにしたOSを搭載している点は同じです。ただし、popIn Aladdinの場合はAndroidをベースにした独自OSですのでGoogleのアプリストアにはアクセスできません。その変わりに、popIn Aladdinには大手アプリは出荷時にプレインストールされていますし、安全面などをクリアした厳選アプリをダウンロードできる「App Selection」も用意されています。
一方のNebula NovaにはAndroidTV9.0が搭載されているため使えるアプリ数は3,600個以上になります。
メインになる大手の動画アプリ(YouTubeやAmazon Prime Video、Netflix、Disney+など)はどちらでも楽しめます。
ただしTVerはpopIn Aladdinには未だ対応していません、Nebula Novaではダウンロード可能です。
Androidのアプリストアは数がたくさんあっても英語のみや実際には使えないアプリも多い状態です。その点popIn Aladdinの方が整理されていて使いやすいですね♪
popIn Aladdinは『Aladdin Connector』でHDMI接続が可能
通常のプロジェクターならHDMIケーブルを挿せばゲーム・DVDプレイヤーなどの画面をプロジェクターで楽しむことができますが、シーリング一体型の場合は天井なので有線接続はできません。
popIn Aladdinには別売りですが『Aladdin Connector』というHDMIをWi-Fi経由でpopIn Aladdinへ転送するアイテムがあります。映像出力機器を接続するとpopIn Aladdinのアプリ『HDMI接続』からゲームなどを見られるようになるのでとても便利です。
Nebula Novaには同じようなHDMI接続はないのでpopIn Aladdinの大きなメリットですね。
『ミラーリング』に違いありAirPlayとChromecastの違い
ミラーリングには両者で明確な違いがあり、iphone持ちの方にはアラジンがおすすめです。
AirPlayはiphoneやiPadの画面をそのままの状態でミラーリング(反映)する機能。単純に「スマホ画面が大きくなって投影されている状態」です。iphoneなどアップル製品を持っている方ならこの方式がとても馴染みやすいでしょう。
一方のChromecastは厳密に言えばミラーリングではなく、スマホで再生しているコンテンツを連携先の機器で別に再生するというものです。スマホとChromecastが同じ動画を同時・別々に再生している状態なので、iphoneの画面をそのまま反映するAirPlayとは異なり、再生可能なコンテンツはChromecastに対応したものに限られます。大手動画サービスはほぼChromecastに対応していますが、使う予定のサービスはあらかじめ確認しておきましょう。
AirPlayはApple製品に限られますが、Chromecastはiphone・iPadからでもアプリが対応していれば利用可能です。
どちらもテレビを見るためには別売りワイヤレスチューナーが必要(popIn Aladdin の方が便利)
Nebula Novaの場合は『Nebula Nova+スマホ+チューナー』の3つが必要ですが、popIn Aladdin 2 Plusの場合は『アラジン+チューナー』の2つの間で完結するのに注目です。スマホなしでも機器間で連携が取れるためpopIn Aladdinの方が日常使いのテレビとして利便性が高くなります。
Nebula Novaの場合、推奨されているI−O・データ製チューナーよりも「nasneの方が便利だ」と言う声もあります。
というのも、Nebula NovaにはGoogleストアからアプリ『torne mobile』がダウンロードでき『Nebula Nova+nasne』だけのテレビ環境が構築できるからです。
いちいちスマホからミラーリングする必要がなく、nasne自体の使い勝手もいい(ハードディスクも一体になってます)のでAndroidTVにはnasneもおすすめです。※popIn Aladdinのアプリコレクションにはtorne mobileはありません。
popIn Aladdin 2 Plusとテレビチューナーの接続方法
照明はAnker Nebula Novaが高性能
忘れてはいけないのが照明(シーリング)としての役割です。
popIn Aladdin 2 Plus | Nebula Nova | |
---|---|---|
サイズ | 直径476×高さ145mm | 直径478 x 高さ170mm |
照明機能 | 最大4300lm 最大8畳 2800~6000K | 最大6100lm 最大14畳 色温度:2700〜6500K |
両者では出力に差があり、popIn Aladdin 2 Plusの場合はやや出力が弱く、推奨されるのは最大8畳まで。一方のNebula Novaは最大14畳までカバーできる明るさがあります。
また、どちらも色調100段階×調光100段階とほぼ無段階調整の細かなライト設定が可能ですが、そもそもの明るさと色調幅が違うので、照明としてはNebula Novaの方が優秀です。
まとめ|テレビなど使い勝手はpopIn Aladdin 2 Plusが優秀
- 価格はNebula Novaが一万円安
- プロジェクター性能や設置条件はほぼ同じ
- どちらも外部チューナーでテレビ視聴可能
- iphoneとの相性が良いのはpopIn Aladdin
- popIn AladdinはTVerに非対応(Nebula Novaは対応)
- popIn Aladdin 2 Plusは無線機能が最新
- popIn Aladdinなら無線HDMI (別売り)も可能
シーリング一体型のプロジェクター2つを比較しました。
価格は一万円高くなりますが、多くの方にとって後悔しないのはpopIn Aladdin 2 Plusでしょう。popIn Aladdinは壁時計など実用的なコンテンツが初めからインストールされていて普段のテレビ視聴にも向いています。iphoneとのAirPlayや無線HDMIのアクセサリーなどもあり購入後の拡張性にも優れていますね。
新しいpopIn Aladdin 2 Plusは最新のWi-FiやBluetooth規格にも対応しています。今後何年も使うと考えれば新しい基準に揃えておきたいところ。
一方のAnker初照明一体型プロジェクター『Nebula Nova』は価格が安いわりにスピーカーの迫力や照明機能は優れています。中でも照明範囲については、popIn Aladdin 2 Plusが最大8畳までなのに対して、最大14畳までと大きな違いがあります。
基本的にはpopIn Aladdin 2 Plusが優秀ですが、使う部屋によってはNebula Novaの一択になります。