トランスフォーマー最新作『ビースト覚醒』の鑑賞後レビューです。
8月公開ということで家族での鑑賞を検討している方も多いと思うので、サクッとレビューします。
ちなみに、吹き替え声優にタレントの『中島健人さん、仲里依紗さん、藤森慎吾さん』はめっちゃ上手でした。
藤森さんは演じたミラージュのキャラクターが”チャラ男”っぽいこともあり、しばらく彼の顔が浮かびましたが、ストーリーが進むにつれて気にならなくなりました。
ネタバレは気になったポイントに記載しているので、未見の方はご注意ください
トランスフォーマー〜ビースト覚醒〜|家族で見やすいポイント
ビースト覚醒を鑑賞直後の私が父として家族で見て満足度が高いポイント4つを説明します。
- 上映時間が短い
- お色気なし
- ギミック!ギミック!
- 友情・種を超えた協働が◎
比較的短い2時間ほどの上映時間
上映時間は『子供のトイレが我慢できるか』にかかってきます。
多くの子供向け映画は1時間40分とかそのあたりですが、トランスフォーマーは大人も見るので少し長いです。
ただ、それでも上映時間2時間20分は短い。
この時間には本編前後の、上映前の宣伝映像12分と終了後のクレジット画面10分が含まれているので、実際に画面を見ておくのは2時間ていどになります。
実際に我が子も2時間の上映時間中はトイレに行くことははなく、全て鑑賞することができました。
子供のトイレはついて行かないと危険だし、サクサク進むストーリーなのでトイレ中断は避けたいところですね。
お色気なし
家族で映画を見る時に気になるポイントとしてはやっぱりお色気シーンの有無でしょう。
私は年頃の息子たちを連れて行くにあたって、公開初日に投稿されているレビューでこの点を確認しておりましたので安心してみれました。
というのも、トランスフォーマーの過去シリーズ(マイケルベイ監督)では主人公と彼女役のミーガン・フォックスとの色恋や、学生生活に乗じてセクシーな女性陣が画面を占領するということがありました。
そんなお色気シーンは親としてみていない時は、それはそれで良いものでしたが、今回は家族で見に行くので注意していたのです。
そして、今作では、そういう映像や表現さえも全く、これ1つと言ってありませんでした。
これでいい、トランスフォーマーは子供のものなんですからね。
機械ギミックが男児にブッ刺さり
当時衝撃を受けた実写化1発目の変形シーン!
これはもうトランスフォーマーと言えば、って感じですが、その辺の車たちが巨大ロボに変形するギミックは何度見てもカッコイイ!
しかも、映画館の音響効果であの電子音もズバズバ耳に入ってきて脳を刺激してくれます。これは過去作から変わっていない良いところです。
ちなみに私が一番好きなシーンは旧シリーズ2作目『リベンジ』の最後に瀕死のオプティマスが年長ロボのエンジンを取り込んでいくところ。ゾクゾクします。
実際にうちの子供たちは鑑賞前にはあまり関心を示していなかったグッズ販売にしっかり引っかかり、そう多くはないお小遣いをはたいて購入していました。
これはタカラトミーのトランスフォーマーシリーズがまた復興しそうですね。
友情?協働・共闘の精神がある
賛否両論ありますが、映画になったトランスフォーマーには人間が大きく物語に影響します。
はじめは「人間居なくてもいいのになぁ〜」「人間パートはおもん無いなぁ」なんて思ってしまいますが、そこはハリウッドの最強脚本陣です。話が進むにつれて『人間』が大きなカギを握るようになってきます。
今作では、オートボットのリーダー”オプティマスプライム”は自らが故郷に戻るために人類(地球)が食べられてしまうという危険にさらした。と見ることができます。
なんで人類のことを考えてくれないんだよ!って思いましたが、作中でも彼の心境に対しては解説があり、オートボットのリーダーとしての判断と、今回人類を代表することになった主人公ノアの考えが共通していることも分かります。
結果、主人公ノアはオプティマス達の希望を繋ぐために”ある判断”をします。
『考えは同じでも、立場によって答えが異なる』これは現代社会でも頻発することなので子どもと共有できてよかったと思います。
トランスフォーマー〜ビースト覚醒〜|気になったポイント
難癖に近いかも、大人になってしまった私が感じた違和感・気になったところですが
- ビーはなぜ無傷で復活した?
- プライム?プライマル?分かりにくい!
- 大人なら壊すよねって思った
ビーはなぜ無傷で復活した?
トランスフォーマーシリーズきっての人気者『バンブルビー』。
オートボットのいち構成員ですが、アクロバティックなバトルや愛嬌のあるキャラクターが好評で、単独作品(バンブルビー)が公開されるほどの人気。
今作では、序盤に敵から機能停止まで破壊され、終盤の復活までほとんど出番はありませんでした。
気になったのは、あれだけ機械的にズタボロにやられてたビーが、最終盤にエネルゴンの活性を受けて無傷の復活したこと。
しかも、めっちゃ強くなって敵を蹴散らします。
ビーファンにとっては良いのですが、なぜ傷が治っているのか、なぜ敵がエネルゴンを活性化したのか、(敵将が大きなエネルギーを持っていたからだと思いますが)はハッキリと分かりませんでした。
ビーが活動停止しているときに修理を受けていたような描写があれば、機械的な損傷が治っている理由にもなると思いますが、、、私が見落としていたらすみません。
プライム?プライマル?分かりにくい
今作には”オートボットのリーダー オプティマスプライム”と”ビーストのリーダー オプティマスプライマル”が登場します。
最初聞いた時、「何考えてんの?」って思いました。
だって、言葉の最後まで聞かないと判別できないなんてとっても分かりにくいからです。
実際に、他の誰かのセリフで「オプティマルは〜」というセリフがあり、それだけじゃどっちかハッキリしないよ!ってツッコミを入れたくなりました。
まぁ流れと映像でわかるし、多分翻訳者のミスなんだろうと思います。
一応、プライマルの方が「故郷の伝説の戦士であるプライムに似せた」と発言していますが、せっかくなら『コンボイ』って使って欲しかったなぁ〜。
大人なら壊すよねって思った
はい、今回 ストーリーのカギとなっている”ワープ装置”ですが、人類が手にしたら絶対に壊すべきだと思いました。
そうなると物語も進まない、のは分かりますが、あれがあると『地球が食べられる』or『オートボットが故郷に帰れる』の2択になり、人類としてはハイリスクローリターン(むしろリターンはない)状態です。
主人公ノアにはワープ装置を破壊するか、その選択ができるシーンが訪れましたが、プライムの懇願(「我々が故郷に帰れなくなる」)によって思いとどまります。
このお陰で地球は消滅の一歩手前まで危機的状態に陥ってしまった訳です。
また、今回ワープ装置はプライム自身の手で破壊されたので、結果的にはオートボット・ビーストともに故郷には帰れません。
ということは、敵は仕返し(リベンジ)のために地球をまた襲います。
いちど救われはしたものの、これからも地球の危機が続くと思うと「あの時壊しておけば良かったなぁ〜」と、主人公が後悔するのではないか、と思いました。
でも、頭空っぽにしたらすっごく楽しい映画でした。
帰りの車中でもワイワイ話せたし、家族で見て良かったなぁと思います。