ニトリの温度調整かけ布団をレビュー!口コミや評判はどう?BAKUNE COMFORTERと機能性を比較

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ニトリから温度調節素材を使ったかけ布団が発売されたので購入し、機能面や実際に使った感想をレビューします。私がいつも使っている”温度調整かけ布団”の先駆けTENTIALテンシャルBAKUNE COMFORTERとの違いもかなり感じたので合わせてご紹介します。

この記事を書いたひと
山頭火:ブロガー

BAKUNEやブレインスリープなどの寝具で睡眠活動中の30代ブロガーの山頭火です。人生でお金をかけるなら寝具、と断言できるほど機能性寝具にハマっています。寝具温度調整かけ布団は2年間TENTIALのものを使って満足していますが、ニトリから安く出たと聞いたので違いを確かめる意味でも使ってみました。

↓人気のTENTIALの温度調整かけ布団、パジャマはこちらをご参照ください

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ニトリの目玉商品「温度調整かけ布団」を店舗で発見!気になったので即購入

近所のニトリを散策していると”温度調整かけ布団”という見覚えのある商品を発見!

一般的に、温度調整素材は生地に特殊なマイクロカプセルが埋め込まれており、温度が高くなると熱を吸収し、逆に体温が下がると蓄えた熱を放出することで、理想的な温度を保つ仕組みです。

温めると液体化し冷めると個体になるロウ(蝋)に似た物質で、この技術に対しての呼び名は各社で異なりますが、ニトリの温度調整かけ布団も同じようです。

ニトリだけ!なのは「Cell Solution®︎」だけで、実際には同じ機能を各社が販売しています😗

温度調整素材については、以前からイオンの温度調整インナー「アウトラスト」や、寝具ではTENTIALの通年用かけ布団「THERMO FLEX®」技術↓で知っていましたが「ついにニトリが作ったのか」と感慨深いものがありました。

TENTIALの機能性かけ布団 BAKUNE COMFORTER All sesons
TENTIALのオールシーズンかけ布団
BAKUNE COMFORTER All Seasons

ややマネしている感のあるニトリですが、それだけ温度調整寝具が人気で市場が成長しているということでしょう

肌着や寝具で数年間使っている身としては納得で、温度調整素材は確かに快適なんです。温度変化に対応できるため通年用と呼ばれていますが、特に季節の変わり目の寒暖差が大きい季節に有効で、寝床内環境を一定に保つ働きを実感します。

ここで言う快適な寝床内環境とは、厚生労働省が提唱する睡眠指針12箇条に記載された条件です。室温は、夏は高めで冬は低めとなるものの概ね13~29℃の範囲に収まるようにし、寝具の内部は33℃前後、湿度は40~60%程度になるよう調整することが推奨されています。

商品名ニトリ 温度調整 掛け布団
タイプ通常タイプ(買ったのはこちら)
ニトリ 温度調整かけ布団 口コミ
カバーの要らない起毛タイプ
カラーホワイトグレー
素材ポリエステルポリエルテル
機能性温度湿度調整・抗菌・防臭・防ダニ・洗濯機可能
サイズシングル:幅150×奥行210×高さ8cm
セミダブル:幅170×奥行210×高さ80cm
ダブル:幅190×奥行210×高さ80cm
クイーン:幅220×奥行210×高さ80cm 
重さシングル:約1.9kg
セミダブル:約2.2kg
ダブル:約2.5kg
クイーン:約2.8kg
シングル:約2.5kg
セミダブル:約4kg
ダブル:約4.4kg
クイーン:約5kg
価格シングル:7,990円
セミダブル:10,990円
ダブル:13,990円
クイーン:16,990円
シングル:9,990円
セミダブル:14,990円
ダブル:19,990円
クイーン:24,990円
ニトリ 温度調整かけ布団商品情報

ニトリの温度調整かけ布団は2タイプ

ニトリの温度調整かけ布団は、表面が生地で覆われた”普通のかけ布団タイプ””カバーの要らない起毛タイプ”の2種類あります。

九州に住む私にとって通年用かけ布団で起毛タイプはちょと暑いだろうと考え、普通のかけ布団タイプにしました

※実際に、ニトリが設定している”あたたかさレベル”でも普通のかけ布団は2~4、起毛タイプは2~4.5と起毛タイプは少し暖かいようです。

ニトリの寝具あたたかさレベル

私が行った店舗では、シングルサイズが売り切れかけだったので人気なんだと思います。

「広告の品!」のPOPも付いてたので売り出し商品なんでしょうね

ニトリの「温度調整かけ布団」を実際に使った感想|温度・湿度の変化を計測してみた

と言うことで、さっそく買って帰りました。

”温度調整”の機能を確かめるために寝室用の温度湿度計を使って睡眠中の寝床内環境をモニタリングしてみたので結果も報告します

先にさらっと”まとめ”ると
  • 温度湿度の調整はしっかりできる
  • 表面の生地がかためなので隙間風は気になる
  • 他の温度調整かけ布団と比較して重ため
  • 安さを考えると”お値段以上”なのは間違いなし
山頭火

ニトリの価格設定は非常に魅力的です。TENTIALやブレインスリープなどの温度調整コンフォーターに比べると、価格は約3分の1です。ニトリの商品では肌触りや軽さに多少の難点を感じるものの、コストを考えれば許容範囲と言えるでしょう。

ニトリ 温度調整かけ布団 口コミ レビュー 評判 暑い 通年用かけ布団
この外装は収納袋になっているので捨てないように注意。

けっこうキツキツに入っているので、ちゃんと収納できるか難しそう😅

シングルサイズ、重さ約1.9kgです。いつも使っているBAKUNE COMFORTER All seasonsのシングルサイズよりも+200gの重さはあります。かけ布団の中では重い方ですね。カバーをかけるタイプなので、これよりももう少し重たくなります。重たい布団が好きな方にはいいかもしれません。

幅150×奥行210cmのシングルサイズでダブルのベッドで足元が少し余るていどです。一般的にかけ布団は大きめサイズが推奨されていますが、1人で寝る私はシングルサイズがあれば十分足ります。

本来は好きなカバーをニトリで買って使うのですが、まずはこのままで使ってみます。

これも本来カバーを付けて使う商品なので、と思えば良いのですが、単体での手触りは硬さを感じてあまり良くないです。この点をカバーするためか、縫い付けは体に沿うように縦になっています

今回は、温度と湿度が測ってスマホでデータを管理できるスイッチボットの室内計を布団の中に入れて、寝床内環境を一晩計測してみます。厚労省が提唱する理想の寝床内環境(温度33℃前後、湿度40~60%程度)は実現できるのでしょうか!!

と言うことで、一晩使って朝が来ました。

起床時の感覚としては、やはり表面の生地が少しかために感じられました。そのため、寝返りの際に空気が入れ替わり、寒さを感じることがありましたが、それ以外はしっかりと眠ることができた印象です。体に密着させるためには、カバーやタオルケットを追加する必要がありそうです。

体に沿っているようで、両サイドにはテントのようなスペースが出来がち

寝床内環境の計測結果を確認 温度・湿度

あとはスイッチボットで計測した寝床内環境のデータを見てみましょう。スイッチボットから送られたデータはスマホやタブレットで確認することができます。余談ですが、Switchbotの製品は温度湿度計と連携してエアコンに指示を出すことや専用の加湿器を起動することができます。

赤丸の部分が寝床内(かけ布団の中)に入れた時間帯
本来は室内計なので寝床内環境の測定は私の勝手です

まずは温度から
厚労省が提唱している快適な温度は33℃前後です。

温度調整かけ布団を使った実際の寝床内環境のデータ 湿度
温度調整かけ布団を使った実際の寝床内環境のデータ 湿度

赤い点線枠の山になっている部分が睡眠時間(測定器を布団に入れた期間)です。

7時前に試しに測定器を室温にさらしているため、急激に24℃まで下がっていますが、布団内にある間は約30℃前後をキープしています。

理想温度よりも低いようですが、温度調整はしっかり効いていますね

実際に使用していても「暑すぎる」ことなく快適に過ごすことができたため、このデータにも納得がいきます。ただし、生地の柔らかさが十分ではないため、隙間風を感じることがありましたそのような短時間の不快感は測定データには反映されていませんでした。

続いて湿度(相対湿度)の計測結果です
厚労省は寝床内環境の湿度は40~60%程度が理想としています。

ニトリの温度調整かけ布団を使った 寝床内環境の計測データ 湿度
温度調整かけ布団を使った実際の寝床内環境のデータ 湿度

室内のときが湿度70%近くあるのに対し、寝床内の方が湿度50~60%とサラッとしているのがわかります。

相対湿度なので温度上昇とともに湿度は下がる傾向にあるのですが、人体から出ている水分がしっかり吸収されているからこそ一晩中この範囲で調整されています。

と言うことで、温度も湿度も調整がしっかりできていることが分かりました。

山頭火

生地の質や重たさには難があるものの、肝心の温度調整機能はしっかりと果たしています。ニトリの8,000円という価格から考えれば”お値段以上”は間違いないと評価します。

温度調整 掛け布団
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 温度と湿度調整(実験で確認できた)
  • 安さは正義
デメリット
  • 生地がかためで隙間風がある(カバーやタオルケットが必要)
  • 他の温度調整かけ布団より重い

寝具の値段と使い心地はトレードオフだと感じた|BAKUNE COMFORTERと比較

ニトリの温度調整かけ布団は、名前のとおり温度と湿度を調整して寝床内環境を整えてくれることを実感しました。

が、、、、やっぱり気になるのは『生地の質』と『重たさ』

疲労回復する服(リカバリーウェア)でもそうですが、ドンキやニトリ、無印等の格安ブランドが販売する機能性商品は、メインの機能はしっかり果たして一定の水準に達するものの、その他の細かい使い心地は悪いというのが現実です。

機能表に現れない、一定水準以上の満足度は完全に価格とトレードオフで、格安中華チェーンのチャーハンと高級中華のチャーハンは、どちらも美味しいものの、やはり違いがあるのです。

商品名TENTIAL
BAKUNE COMFORTER
All Seasons
ニトリ 温度調整 掛け布団
BAKUNE COMFORTER オールシーズン通常タイプ
ニトリ 温度調整かけ布団 口コミ
カバーの要らない起毛タイプ
重さシングル:約1.67kg
セミダブル:約1.9kg
ダブル:約2.18kg
クイーン:約2.33kg
シングル:約1.9kg
セミダブル:約2.2kg
ダブル:約2.5kg
クイーン:約2.8kg
シングル:約2.5kg
セミダブル:約4kg
ダブル:約4.4kg
クイーン:約5kg
価格シングル:24,970円
セミダブル:28,930円
ダブル:33,440円
クイーン:37,950円
シングル:7,990円
セミダブル:10,990円
ダブル:13,990円
クイーン:16,990円
シングル:9,990円
セミダブル:14,990円
ダブル:19,990円
クイーン:24,990円
ニトリ 温度調整かけ布団商品情報

トレードオフの関係にあるからこそ、大事な睡眠には高価でも質の高い寝具を揃えることが重要(特に寝具はお金をかけるメリットがあると思います)。

睡眠は体の回復や心身の健康を保つための基盤であり、質の良い睡眠を得るためには快適な寝具が不可欠です。高品質な寝具は初期投資が必要ですが、安いものよりも耐久性や快適性に優れており、結果的に睡眠環境が良くなると日々の充実感をサポートしてくれます。

特に社会人(大人)にとっては、睡眠や休息は仕事のパフォーマンスや日常の活力に直結します。日々の忙しさやストレスを抱える中で、しっかりと体を休め、翌日に備えることは非常に重要ですね。

高性能な寝具は、ニトリなどの安価なものと比べて価格は2〜3倍しますが睡眠中の温度湿度の調整に加え、生地がなめらかで肌触りが良く体のリラックスを助けることで、値段に見合った価値があります。

山頭火

ネットの口コミで広がるような信頼できるブランドなら、価格が張ることはむしろ高品質の証と考えています

特に睡眠を重視する人や社会人にとって、BAKUNE COMFORTERのような高価な寝具は十分に価値のある選択肢となります。睡眠環境への投資は、短期的な出費以上の健康や快適さをもたらし、長期的に見れば最高のコンディションを維持するための賢明な選択といえるでしょう。

スクロールできます
商品名BAKUNE ComforterCoolBAKUNE ComforterAll SeasonsBAKUNE ComforterPremium All SeasonsBAKUNE ComforterWarmBAKUNE ComforterExtra Warm
おすすめシーズン春、秋春・秋真冬
価格18,920円(参考税込)〜24,970円(参考税込)〜49,940円(参考税込)〜32,450円(参考税込)〜42,900円(参考税込)〜
カラーIce-gray
Saxe-blue
Beige
GrayGrayGray
Mocha
Navy
Gray
サイズシングル、セミダブル、
ダブル、クイーン
シングル、セミダブル、
ダブル、クイーン
シングル、セミダブル、
ダブル、クイーン
シングル、セミダブル、
ダブル、クイーン
シングル、セミダブル、
ダブル、クイーン
重量約0.5kg〜約1.7kg〜約2.8kg〜約3.2kg〜約2.8kg〜
調湿調温機能
洗濯機対応
生地の性質接触冷感の
ひんやりニット生地
シルクタッチの
スムースニット生地
テンセル™モダール繊維使用
スムースニット生地
シアバター加工を施した
毛布生地
シアバター加工を施した
毛布生地
特徴夏の不快な蒸れを軽減
接触冷感で涼しい
季節の変わり目に最適
ホコリが発生しにくく清潔
素材や仕立てにこだわった
ラグジュアリーな逸品
冬の定番モデル
毛布不要で一枚だけで暖かい
特に寒がりの方へ
羽毛入りで最も暖かい
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BAKUNE COMFORTERの比較表
TENTIALより一部引用
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