進化したXGIMI Halo+を
ガッツリ実機レビューします。
結論から言うと
Halo+は今買える最高のモバイルプロジェクターです。
前モデル『Halo』との主な違いは以下の5つ
- 800→900ANSIルーメンに明るさUP
- 最新HDRと画像エンジンで画質向上
- 自動台形補正が水平方向にも対応
- 自動で障害物を避けてスクリーン投影
- MECE・低遅延モードなど投影機能が大幅強化
まさに死角のない『万能型プロジェクター』へ正統進化
良いところ | 気になるところ |
---|---|
バッテリー内蔵でどこでも楽しめる モバイル最高輝度900ANSIルーメン 【自動調整】置くだけでスクリーン投影 ブレ防止でスポーツ/アクションに最適化 ゲーム/スマホに繋がる拡張性 | 1.6Kgはやや重たい 低音はサイズなり 電源はDC接続(USB充電不可) |
家でもアウトドアでも楽しめます
【新型】XGIMI Halo+(ジミーハロ プラス)の外観とスペック
以下の物品が同封されています
- Halo+本体
- Bluetoothリモコン
- DC電源コード
- 取扱説明書
サイズは、高さ11.3cm×横幅14.5cm×奥行き17.1cm
高さはペットボトルより少し低め
側面も美しい網目模様
一体型のフリップで角度調整可能
本体1.6kgとややずっしりしてます
大きなレンズは 900ANSIルーメン 30000時間の長寿命ランプ
ANSIルーメンは明るさ(ルーメン)の平均値のこと。
画面内で明るがムラなく均一な証です。
オート補正を可能にするToFセンサーが追加
前モデルHaloと見分けるポイントです
上部には音量と再生/停止ボタン
背面は電源/USB入力/ゲームなどを繋げるHDMI/ヘッドホンジャック
電源はDCなのでACアダプタがコードに付いています。もちろん充電しながらでもHalo+を使えます。
今モデルでは外部入力が充実し、さまざまな機器と接続できるようになっています。HDMIにはテレビチューナーやDVD/ブルーレイプレイヤーを接続できますし、ゲームモードでは26.5msの低遅延で対戦系ゲームもストレスなくプレイが可能です。
内部OSもありますが、FIRE TVなど使い慣れたドングルをHDMI接続するのもアリ
底面には30度の傾きを調整できる『一体型フリップスタンド』と『三脚用ピン』
三脚用固定のピンあり天井投影も簡単!
HaloやMoGoシリーズは本体がコンパクトなので天井投影が簡単。一般的なカメラと同じ固定ピンがあるので、カメラの三脚を流用できます。
軽いので三脚に負担もかかりません。ただし、天井との距離は壁との距離よりも短くなりがちなので、天井投影では床から2.6mで100インチていどになります。
豊富な機能、スペック一覧
外観 | Halo+ (5 / 5.0) |
価格 | 99,880円(税込) 9988円OFFのクーポンあり |
サイズ | 高さ113.5x 幅145 x 奥行171.5 mm |
重さ | 1.6Kg |
明るさ | 900ANSIルーメン |
投影解像度 | フルHD画質 (1920 x 1080) |
自動台形 補正 | 垂直:±40° 水平:±40° |
ユーザー 補助機能 | 高速オートフォーカス 自動スクリーン検知 障害物を避けて投影 |
投影方法(設置) | フロント(正面)リア(膜裏から) シーリング(天井吊り) |
スピーカー | 5W×2 Harman/Kardon Dolby Audio DTS-HD&DTS Premium Sound |
OS | Android10 |
無線機能 | Wi-Fi/Bluetooth5.0(入出力) |
その他 | Chromecast built-in (ミラーリング) スピーカーモード ゲームモード ブルーライトカットモード |
XGIMI XGIMI Halo+の投影機能をチェック!
フルHD画質・HDR10・画像エンジンの映像美
プロジェクターの画質は
『明るさ×解像度』
Halo+ではモバイル最高の900ANSIルーメンの明るさでフルHDの解像度を投影。さらにHDR10やVUE2.0エンジンなどで明暗をつけた美しい画像が楽しめました。
写真↓は明るさの比較対象に輝度をMAXにしたiPadを置いてみました。Halo+が映す画面も遜色なく明るいのが分かると思います。
光は近くでは強く、遠ければ拡散して明るさは落ちます。Halo+の900ANSIルーメンは昼間でもカーテンを閉めれば十分に楽しめるレベル。
暗い部屋ではテレビのディスプレイと見間違うレベルの鮮明な映像になります。
近くに間接照明があってもクッキリと映せました
900ANSIルーメンを昼間に投影|カーテンを閉めればよく見える
モバイルプロジェクター最高輝度(明るさ)900ANSIルーメンは昼間どう見えるのか?晴れた日の屋内で試してみました(カーテンは遮光ではなく普通のものです)。
外から日差しが入り込んでますが、近くのカーテンを閉めていればHalo+の明るさが勝ります。
これまで300ANSIルーメンのMoGoPro+と2200ANSIルーメンのHORIZON Proを昼間に使いましたが、Halo+の900ANSIルーメンは数値どおり中間の明るさでした。
さすがに昼間カーテンなしは厳しいですが、直射日光を遮ることができれば問題ありません。
昼間から映画を見るなど時間を贅沢に使えます。
投影比率1.2:1|投影距離2.6mで100インチ
スクリーンとプロジェクター間の距離と画面サイズを表すスローレシオ(投影比率)はこれまでのXGIMI製プロジェクターと同じ[1.2: 1]です。
投影比を使えば、プロジェクターを置く位置と画面サイズを以下の式で計算することができます。
【投影比を使った計算式】
とれる距離から画面幅を求める場合
W(幅) = m(距離) ÷ a(投影比)見たい画面幅から距離を求める場合
https://tksoft.work/archives/111
m(距離) = w(幅) × a(投影比)
例えば、筆者の寝室では3mの距離から投影しています。
Halo+の投影比は[1.2]なので、距離 3m÷投影比 1.2=横幅2.5mのスクリーンになります。
その他の画面サイズはこちら
プロジェクター スクリーンの距離 | 投影される画面サイズ |
106cm | 40インチ |
159cm | 60インチ |
213cm | 80インチ |
266cm | 100インチ |
319cm | 120インチ |
ちなみに、Halo+のライバル機Ankerのnebula Capsule IIの投影比は1.4。100インチを映すためには3mの投影距離が必要です。狭い部屋でも大画面で使えるのはHalo+です。
新しく搭載された高速AFと補正機能
Halo+になって追加されたToFセンサー。XGIMIの高級機種(HORIZON)にのみ使われているToFセンサーがモバイルプロジェクターに搭載されています。
ToFセンサーはtime of flight の略で、発した信号が跳ね返ってくるまでの時間で対象物との距離を測定する機能です。iphoneなどAR機能のあるスマホにも搭載されています。
この新しいセンサーによって
- 高速オートフォーカス
- 水平垂直の台形補正
- 障害物を避けてスクリーン投影
といった画面調整機能がパワーアップしました。
ToFセンサーがスクリーンを認識して適切な画面を作り出してくれるので、調整の手間がかかりません。
家や外で試しましたが手動調整は必要ないレベル。精度高く補正してくれます。
センサーがスクリーンを認識して自動で枠内におさめてくれます。
スクリーンがなくても出来るだけ大画面で投影してくれるので超便利ですね。
障害物を自動回避
タテ/ヨコの台形補正を自動でやってくれるのがXGIMI製品の魅力です。ライバルであるAnkerのプロジェクターにはまだヨコ(水平)方向の自動補正はありません。
XGIMI 最新 MOGO2 /MOGO2 PRO
モバイルプロジェクターの人気モデル『MOGO』が、より明るく、オート調整や音質が強化され発売されます。
- 最大120インチの大画面
- 400ISOルーメンの明るさ
- MOGO2(HD)/MOGO2 PRO(FULL HD)の高画質
- type-C充電に対応(モバイルバッテリーも可)!
- 置くだけの全自動、オート画面調整を搭載
屋外で本領発揮
モバイルプロジェクターは屋外で使えるのが最大のメリット
家の壁は凸凹も気にならないぐらいの光量です。屋外だと周囲は暗いのでかなりはっきりと映せました。
自動調整は屋外でも役立ちます
少し離れた場所にある倉庫にもセンサーが反応して自動で投影が始まりました。
てか、かなり綺麗ですね!明るさが強いので専用のスクリーンじゃなくてもよく映ります。
外に出て面倒な調整が要らないのは本当に気楽です。庭でバーベキューしている時にでも何か映像を流しておこうかと思います。
高容量バッテリーはどれだけもつ?連続再生テストしてみた
Halo+のバッテリー連続駆動時間実際に調べてみました。
フル充電の状態から、Wi-Fiを使用し輝度”中”、音量”中”でプライムビデオの『007:スペクター』を再生開始。
『明るさ』と『電池持ち』はトレードオフの関係なので、900ANSIルーメンもあるとすぐに電池切れになる可能性もあります。
やっぱダニエル・クレイグは格好いいなぁ、なんてテストで見ているのを忘れるくらい映画に入りこんでいたら、なんと見終わってしまいました。
と、ここでついに
「電池残量低下」
のメッセージが現れました。エンドロール中になんというタイミングなんでしょう。Halo+は映画が終わるまで耐えてくれたんですね😂。
というわけで、途中トイレ休憩で止めたのを含めてバッテリーだけで2時間28分、動画を再生できました。
ちょうど映画一本ぐらいですね。
モバイルプロジェクターのWi-Fi動画再生は2〜3時間なので平均的な電池持ちだと分かりました。
進化したAndroid TV搭載!Chromecastミラーリングが便利
『Youtube』『TVer』『Hulu』などのアプリを標準搭載し、GooglePlayからは5000超のアプリを自由にダウンロードできます。iphoneでも使えるミラーリング『Chromecast built-in』はスマホから再生するだけなので探す手間いらず!
今や誰にとっても使いやすいAndroidTV、Halo+には最新のシステムが搭載されています。スマホと同じようにアプリを開いてサービスを使います。
iphone・iPadからもミラーリング可能
ミラーリング機能『Chromecast built-in』を使えばアンドロイドスマホはもちろん、iphoneやiPadなどからも動画や写真を再生可能です。
動画アプリ上のChromecastボタンを押すと
Halo+へのミラーリングがワンタッチで開始
意外と知らない人も多い機能ですが、スマホ画面からワンタッチで切り替えられるのはかなり便利。
わざわざHalo+の画面で作品を選ばなくてもイイんです!
外出先ではスマホで見て、自宅ではスクリーンで大画面!最高ですね😋
Bluetoothスピーカーモードが地味に便利
Halo+のスピーカーにはオーディオブランド Harman/Kardon(ハーマン/カードン)の2 x 5Wが使用されています。
映画はもちろん、音楽再生もクリアないい音でBluetoothスピーカーとしてもかなり優秀!
もちろん外部入力だけでなく、Halo+本体の『Amazonミュージック』『Spotify』などからも再生できます。
”画面オフ”の音楽だけなら4時間以上再生してもバッテリーは切れませんでした。大型バッテリー内蔵のため1.6kgの重さはありますが、これだけの恩恵があれば許せてしまいますね。
難を言えば、このサイズゆえに低音は専用スピーカーに劣るぐらいでしょう。
1日中活躍してくれています
専用のBluetoothスピーカーを買わなくてもいいぐらいの使い心地。物が少なくてすむのはおサイフにもありがたい🙂
Halo+1体から出てるとは思えない音の広がりがあります。
- 見た目かっこいい!
- 昼間から楽しめる900ANSIルーメン
- 精度が高い自動補正は調整いらずで簡単!
- 2時間半もつバッテリーで屋内外に持ち出し可能
- 音質の良いスピーカーは音楽鑑賞にもおすすめ
Ankerのプロジェクター”『Vega Portable』”と比較
モバイルプロジェクターではAnkerの製品もよく知られていますが、実は母国中国ではXGIMIのプロジェクターがシェア1位となっています。じっさいに『水平方向の自動補正』『Bluetoothリモコン』など、機能面ではXGIMIの方が数歩先をいってる感じです。
外観 | Halo+ | Anker Vega Portable |
価格 | ¥99,880(税込) ¥9988OFFのクーポンあり | ¥79,990 |
サイズ | 高さ113×幅145 ×奥行171mm | 高さ59 mm×幅192× 奥行き192mm |
重さ | 1.6Kg | 1.4kg |
明るさ | 900ANSI | 500ANSI |
投影解像度 | FHD画質(1920 x 1080) | 同じ |
自動台形 補正 | 垂直:±40° 水平:±40° | 垂直:±40° 水平:なし |
ユーザー 補助機能 | 高速オートフォーカス 自動スクリーン検知 障害物を避けて投影 | オートフォーカス |
投影方法(設置) | フロント(正面)リア(膜裏から) シーリング(天井吊り) | 前面 / 背面 / 天井 (前面) / 天井 (背面) |
スピーカー | 2 x 5W Harman/Kardon Dolby Audio DTS-HD&DTS Premium Sound | 2 × 4W Dolby Audio |
OS | Android 10 | Android 9 |
無線機能 | Wi-Fi Bluetooth5.0(入出力) | Wi-Fi Bluetooth5.0(入出力) |
その他 | Chromecast built-in (ミラーリング) スピーカーモード ゲームモード ブルーライトカットモード | Chromecast (ミラーリング) スピーカーモード USB-C USB Power Delivery 対応 |
同じモバイルプロジェクターのライバルAnker Vega PortableになくてHalo+にあるものは多数
- 水平方向(ヨコ)の自動補正
- 障害物検知
- スクリーン自動検知
- MEMC(ブレ防止補正)
- Bluetoothリモコン
これだけの違いがあれば使い心地は雲泥の差。調べた人はXGIMIに行き着くのです。
ほぼ同じ性能でバッテリーなし『Elfin』もおすすめ
Elfin(エルフィン)
Halo+と同時に発表されたElfinはまさに家庭用のHalo+といった性能です。バッテリーは無いため電源は必須になります。
バッテリーがない以外の違いは以下
- 明るさ800ANSIルーメン(Halo+は900ANSI)
- 0.9kgの軽さ (Halo+は1.6kg)
- 薄さ4.8cmコンパクトで収納◎
- スピーカーはややサイズダウン
それ以外は同じ性能でバッテリーが無いぶん価格は安く、本体サイズも抑えられています。
キャンプや屋外で使う予定のない方はElfinが安くてコンパクトでおすすめできます。
Halo+はアウトドアに最適|映像・音楽の再生機器として
実際に屋外で使ってみたところ、手間なく適当な場所にスクリーンを映すことができました。YouTubeなどの雰囲気のよい映画やミュージックビデオを再生するとお部屋とは全く違った空気感を楽しむことができます。
周囲が明るいうちは音楽だけを再生するBluetoothスピーカーモードも役立ちますね
今回検証した結果、バッテリーは動画で2時間26分、音楽再生のみなら4時間以上でした。電源なしのキャンプサイトでも十分に楽しめる時間です。
XGIMI 最新 MOGO2 /MOGO2 PRO
モバイルプロジェクターの人気モデル『MOGO』が、より明るく、オート調整や音質が強化され発売されます。
- 最大120インチの大画面
- 400ISOルーメンの明るさ
- MOGO2(HD)/MOGO2 PRO(FULL HD)の高画質
- type-C充電に対応(モバイルバッテリーも可)!
- 置くだけの全自動、オート画面調整を搭載
XGIMI Halo+は『モバイル最強』で間違いなし
プロジェクター革新を続けるXGIMI(ジミー)の最新機種Halo+をレビューしました。
AndroidTVを搭載したプロジェクターの中でも特に
- 900ANSIの明るさ
- 映画1本再生できるバッテリー
- 高音質な内蔵スピーカー
- 手間いらずの自動スクリーン補正
最新機能が際立つ現状最強のモバイルプロジェクターです。映画鑑賞・音楽スピーカーと昼も夜も1日中大活躍中!
ここ数年で開発された最新機能を全て堪能できるモデルです。