近年急速に増えているといわれる『浮き指』
立っていても足の指が地面につかず『不安定さ』や『下半身太り』の原因となります。
今回は浮き指が体に与える影響や、すぐに取り組める対策を特集します。
浮き指(浮き足)の原因は?転倒や猫背・下半身太りのリスクも
浮指とは、まっすぐ立った状態で足の指が地面に触れずに浮いている状態。または、地面に接しているようでも、実際には体重が指先までのっていない状態です。特定の指だけが浮いている場合もあれば、全ての指が浮いていることもあります。外反母趾や扁平足などと並び代表的な足の変形です。
浮き指になると、本来の足がもつ3点アーチ構造が壊れ、踵と指の付け根だけの2点で体を支えることになります。2点では前後左右へのバランス感覚が悪くなり、様々な不調を招きます。
原因は靴のサイズが大きすぎることや、歩く習慣が薄れて筋肉が減少していることで、子どもから大人まで、全ての年齢で見られる現象です。日本人の男性の2人に1人、女性では3人に1人が「浮き指」に当てはまるとされています。
浮き指の状態では、体の重心を踵(かかと)のみで支えていることになり、重心が体の前方に偏ってしまいます。その結果、『地面からの衝撃による腰痛・膝痛』『猫背姿勢による肩こり』などの不調を引き起こす原因になってしまいます。
また、健康面以外にも、美しい立ち姿を維持するためにはしっかりと踵と指先で地面を捉える必要があるため、外観を良くするためにも浮き指改善が重要です。
浮き指が下半身太りの原因に?

浮き指が原因で足が太くなるって本当?
浮き指は下半身太りの原因とも言われています(TBS この差ってなんですか?でも特集されていたので知っている方も多いと思います)。
体の不調だけでなく外観にも影響するため、女性の方は特に気になることでしょう。
浮き指で下半身が太くなるのは、つま先を使わないアンバランスな足の状態が長く続くことで、スネや太ももに力が入り、下肢の筋肉が発達するためだと考えられています。
浮き指が改善すれば余分な力を入れずに姿勢が安定します。筋肉を使わなくなれば、太くなっていたふくらはぎも細くなっていきます。
浮き指のチェック方法
紙を使った浮き指のチェック方法
浮き指のチェック方法は、まっすぐに立った状態でハガキ・紙など薄いものが指先と床の間に滑り込むか、で判断することができます。
紙が入れば浮き指の状態です。
この方法は2人で行う必要がありますが、スマートフォンがあれば足元を撮影して指先が浮いているか確認することもできます。
足の親指が90度以上反る
自分で足の親指を反らしてみて、90度以上反りかえるなら普段から浮き指になっている可能性が高い状態です。
浮き指(浮き足)対策を紹介
ここからは浮き指の改善策を4つご紹介します。
サポーターやテーピングなど足に工夫を施す方法から、今履いている靴を手軽に変えられるインソールまで5つの方法があります。
インソール TENTIAL
睡眠・姿勢など、人々の健康をサポートするウェルネスグッツを販売するTENTIAL(テンシャル)
浮き指をはじめとした足の健康サポートのためにインソールを開発しています
TENTIALでは以下のシーンに応じたインソールを選ぶことができます
- 日常用
- 革靴用
- ゴルフ用
- 子ども向け
- ランニングインソール

足の核となる骨「立方骨(cuboid)」を押し上げることで指先をつかえるようにする特許技術「キュイドバランス理論」を採用したTENTIALのインソール。

キュイドバランス理論を応用したこのインソールは、これまでの土踏まずを支えるインソールよりも安定性・運動性で優れているのが特徴です。
22.0〜23.0cm | XS |
23.5〜24.5cm | S |
25.0〜26.0cm | M |
26.5〜27.5cm | L |
28.0〜29.0cm | XL |
29.5〜32.0cm | 2XL |



インソール BMZ 「アシトレ」パンプス用

足の健康を崩しがちなパンプスやヒール用のインソール。BZM理論を使って「立方骨」を支えることで浮き指や外反母趾を改善させます。
「これまで使えなかったヒールが履けるようになった」など、レビューでの口コミも高評価が並びます。

サポーター
靴を履いていないときでも使えるサポータータイプの浮き指矯正グッズ。
柔らかいシリコン製や、伸縮性のある生地製があります。



テーピング
サポーターよりも細かい力加減ができるテーピングは専用テープとちょっとしたコツが必要ですが、アーチ保持や脱げない耐久性にも優れています。

実際のテーピング方法はこちらが参考になります
浮き指のチェックからテーピングまで確認できる動画です
トレーニング・ストレッチ

- タオルやハンカチなどを床に置き、足を乗せます。
- 足の指を曲げてタオルを掴み自分の方へ寄せましょう。
- 以上の動作を繰り返し、慣れてきたら回数を増やして行います。
注意)足に痛みなど異常を感じた場合はすぐにトレーニングを終了してください。